【溜まり場】Choshi GeoPatio

銚子の地層に感心を持ち、銚子の地層を大切にして、後世に伝えたい人々が、気軽に、記事を掲載する場所です。

ブタナ(豚菜)←エダワカレタンポポ(枝分れ蒲公英)

Butana_230px-Hypochaeris_radicata_2925ブタナ(豚菜) 学名:Hypochaeris radicata L.
別名:エダワカレタンポポ、タンポポモドキ 
キク科 エゾコウゾリナ属
分布:北海道、本州、四国、九州、ヨーロッパ原産で、昭和初期に
    北海道に入って来たのが最初とされる帰化植物。
     「外来生物法」により、「要注意外来生物」に指定された。
生育地:牧草地、畑地、芝地、荒地、路傍など。
草丈:30~60㎝の多年草、茎に鱗片状のごく小さい葉がつく。
    葉はすべてロゼット状に根生し、裏面に黄褐色の硬い毛を密
    生、分裂するもの、羽状に深く裂けるものもある。
花期:5~10月。  
花径:3~4cm、花茎が分岐して複数の頭花をつける。頭花は舌
    状花のみからなり、タンポポよりは、ジシバリに似る。  


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 名前の由来は、フランスの俗名(Salade de pore:豚のサラダ)の日本語訳。食用にされる。
 元はカントウタンポポが咲いていた場所が、アスファルト舗装され、セイヨウタンポポが増えてきた場所に、ブタナがセイヨウタンポポを駆逐して咲いていたりすることもある。
 固有の寄生虫を持っており、他を駆逐しやすいとされる。

 銚子では、マリーナ海水浴場前の草地ほか、幾つかの場所に侵入している。

ミネソタのビーバー

DCME_00014モスクワ郊外のビーバー290695_3  前に住んでいたミネソタ州(北米・中西部、世界一の淡水湖スペリオル湖のほとり、湖の向こうはカナダ)の川では、ビーバーを見かけた。北米最大のげっ歯類だという。
 水面に、体の1/4~1/2くらいを出して、すーっと泳いでくる。体毛が濃いので、水面が暗いと、初めは何が動いているか判らない。
 
 川岸の水面下に横穴を掘って出入りしている。自然のものは滅多に見ることができないが、ミネソタ州の場合、ミネアポリス・セントポール(双子都市で、国際空港があり、成田直行便もある)の南、アップル・バレーにあるミネソタ動物園に行くと、巨大な水槽があって、ガラス越しに側面から生態を観察できる。
 
 また、川岸の木の枝を集めて、「ビーバー・ダム」と呼ばれる大きな巣を作るが、この様子はNHK-TVで見たことがある。

置賜地方の草木塔

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【転載】 米沢市役所「城下町ふらり歴史探訪 16

 
草木塔 」あるいは「草木供養塔」と刻まれた石碑は置賜地方に約60基ほど確認されていますが、置賜以外では山形県内に8基、福島県に1基、最近のものが東京に4基みられるだけの、全国でも珍しい石碑です。 
 草木にもそれぞれ霊魂がやどり、その草木から得られる恩恵に感謝し、伐り倒した草木の魂を供養する心が、草木塔を建てさせたものと思われます。 
 その草木塔の中で最も古いものが、米沢市大字入田沢字塩地平(シオジダイラ)に建っている石碑で、安永9年(1780)7月19日、上杉鷹山の時代に建てられたものです。高さ90センチ、幅52センチ、厚さ24センチの自然石に「草木供養塔」と刻まれています。
 

 寛政9年(1797)の大字入田沢字白夫平(シラブダイラ)の草木塔には、釈迦如来を表す梵字(古代インド文字)の下に「草木供養塔」と刻まれ、その左右に「一仏成道観見法界」「草木国土悉皆成仏(ソウモクコクド シッカイジョウブツ)」とお経の一節が刻まれています。仏教の「草木はもちろん土にいたるまで、すべてが仏になれる」といった教えの影響がみられ、湯殿山碑や飯豊山碑と同時に建てられた草木塔もあり、山岳信仰や修験道の影響も感じられます。
 

 また、安永元年(1772)に米沢藩の江戸屋敷が焼失し、その再建の材木として塩地平の山林が伐り出され、安永9年4月の粡町・立町など120戸を焼いた大火でも材木が伐り倒されたことが、草木塔を建てるきっかけになったとも考えられています。

  このような草木塔は、江戸時代以降も主に林業の盛んな地域に建てられ、田沢・簗沢・綱木・梓山など「木流し」が行われた所に多くあるのも特色です。梓山笊離の草木塔は高さ214センチ、幅115センチと最も大きな石碑です。
 

 草木塔は最近では自然保護・地球環境といった面からいっそう注目され、米沢市三沢公民館前の草木塔は昭和61年、自然愛護の精神を子孫へ伝えるため建てられたものです。さらに、山形や東京、あるいは比叡山延暦寺など、置賜以外でも草木塔が建てられるようになりました。
 

 米沢は草木塔のふるさとであり、長年にわたり草木へ感謝してきた心は、世界に誇れることです。また、今後も自然に感謝する気持を大切にしてゆきたいものです。 
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